メールチェックとプライバシー問題
メールのチェックを数週間続けるうちに、E主任の報告を受けて電子メールの使用方法に関して注意を受ける社員が出てきました。
・・・同時に、電子メールの中身を会社がのぞいているという噂が広まりました。
すると、急速にメールの使用量が減少しました。
メールのダウンロードの時間が遅いというクレームも減り、増設を検討していたメールサーバーのハードディスク容量にも余裕が出てきました。
idc データセンターについての勉強、そしてメールの検査は電子メールシステムの設備投資を削減するという思わぬ効果も生んだのです。
E主任は上司からも、その成果について褒めるられ、ますます張り切って、今週も社内の電子メールをのぞいて不正なメールを探すのでした。
・・・そんなある日、E主任の元に社長から突然電話が入りました。
「E君、ちょっと調べてほしいことがあるんだ。
社長室に来てくれないか?実は、のぞいてほしいメールがあるんだ」
企業で働く従業員が電子メールを使う場合、それらは業務の一環ということでその内容を企業が検閲することはプライバシーの侵害に当たらないという考え方があります。
・・・しかし、この場合の検閲に当たる者が誰であるかということによっては、プライバシーの問題に触れることがあります。