電子メールの利用基準
毎日約1万通近くやり取りされるメールの中から問題のメールを探し出すのは容易なことではありません。
・・・まず、E主任は片っ端から電子メールの中身をのぞくことにしました。
最初はなんとなく人の手紙をのぞくような罪悪感にかられましたが、これも仕事だと思い、割り切って始めました。
E主任が電子メールの中身を見始めると、電子メールの使われ方が実に千差万別であることがわかりました。
ある者は毎日積極的にメールのやり取りを社内外と行っており、そのメールを読むだけで仕事熱心である様子が伝わってきました。
また、ある者は社内の飲み会の打ち合わせ程度にしかメールを使っておらず、そういう者に限って忙しいはずの午前中の就業時間にせっせとメールを各所に配信しています。
また、女性社員のメールの大部分が噂話の発信であることもわかってきました。
・・まさに、電子メールは会社の縮図でありました。
問題のあるメールもいくつか見つかりました。
商品の斡旋を社内に促すメールや、会社の重要と思われる情報を取引先に不用意に発信しているメールがありました。
いずれも発信者に悪意はないものの、電子メールの利用基準の必要性をE主任は感じたのです。
これは社内で一度電子メールについて、そしてidc データセンターについて勉強会を開かねば、と思いました。